嵌入爪に対するフェノール法



 足のおやゆびの爪が側方から巻き込んで痛くなるのが陥入爪です。爪と皮膚の境に赤い肉芽が盛り上がって急に痛くなることもあります(爪囲肉芽腫)。

 爪をワイヤーで巻き上げたり、バネの針金を差し込んだりして矯正することもできますが、やめればまた元に戻ってしまうことも少なくありません。

 そのようなときには局所麻酔をして爪の一部を切除し、爪母(そうぼ、爪の根っこ)を石炭酸(フェノール)で焼灼してその部分の爪が生えてこなくしてしまう方法があります。この方法を施せば陥入爪を完治させることがで来ます。